筑波大学発の宇宙ベンチャー企業、ワープスペースは、2022年6月13日、イタリアの宇宙ベンチャー企業で、地上局のシェアリングサービスを展開するLeaf Space社と業務提携をしたと発表しました。
ワープスペース社は、レーザーを用いた宇宙における光通信ネットワークサービス「WarpHub InterSat」の商用化を目指している企業です。「WarpHub InterSat」は地上と光通信が可能な人工衛星を地上8000〜20000キロメートルの中軌道に打ち上げ、地上400〜1000キロメートルの低軌道を周回する地球観測衛星のデータを地上と中継する通信サービスです。
Leaf Space社は2014年にイタリアで創業された地上局のシェアリングサービスを展開する企業です。ヨーロッパをはじめとして、アイスランド、オーストラリア、カナダ、スリランカなどに世界で合計15か所の地上局を運用しており、2022年2月にはSpaceXのライドシェアにて打ちあがった5事業者による合計13基の衛星との通信に成功した実績があります。
先日、当ブログでも紹介したワープスペース社ですが、業務提携したLeaf Space社も地上局のシェアリングサービスを展開しており、低軌道の人工衛星を運用する上でのボトルネックを解消する両社が手を組んだことになります。ワープスペース社は2024年のサービス開始を目指して、どのような動きをするのか気になりますね。
https://newscast.jp/news/0269910
Wrote: わたなべ