SONYグループが宇宙光通信事業を行う新会社を設立!

ソニーは、2022年6月3日、完全子会社のSony Corporation of Americaが宇宙光通信事業を行う新会社「Sony Space Communications Corporation(以下、SSC)」を設立したことを発表しました。

当ブログでは以前にJAXAとソニーコンピュータサイエンス研究所が共同開発した人工衛星「SOLISS(Small Optical Link for International Space Station)」がレーザーを使用して宇宙空間と地上で光通信の実験を行うことをお伝えしました。SOLISSはその後、2020年以降数度の地上との通信実験を成功させていました。

SSCでは光通信を利用することで、人工衛星と地上間だけでなく、人工衛星間の光通信網を構築することで、地上のどこからでも、どの衛星へもリアルタイムに通信が可能になることを目指しています。また、SSCでは光通信を利用することで、従来の電波通信では物理的に実現が困難な大容量通信を小型機器で実現することを目指しています。

SSCの発表資料では電波による通信は免許が必要なのに対し、光通信では必要なく、小型の人工衛星でも大容量の通信を行うのが可能と宇宙空間での通信として、光通信のメリットを挙げています。素人考えでは、光通信だと通信する機器の間に障害となるものがあると通信は行えないように思うのですが、それは多数の人工衛星を使用したネットワークを構築することで対応するということなのでしょうか。気になることはありますが、ソニーの宇宙での活躍を期待したいと思います!

参考URL

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2206/03/news200.html



https://www.sony.com/ja/SonyInfo/News/Press/202206/22-023/


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Wrote: わたなべ