NASAが2020年1月7日、NASAの太陽系外惑星探査用衛星「TESS(Transinging Exoplanet Survey Satellite)」が生命が存在しうるとされる領域であるハビタブルゾーンに「初めて」地球と同程度の大きさの惑星を発見した、と発表しました。
これまでに、ハビタブルゾーンにある系外惑星はいくつも発見されていましたが、今回発見された惑星TOI700dは地球の1.2倍ほどのサイズと考えられており、このような地球とほとんど同じサイズは初めての発見です。なお、TESSは過去に31光年先にハビタブルゾーンにある系外惑星GJ357dを発見したと発表されましたが、GJ357dは地球のおおよそ2倍の大きさでした。
「TESS」はNASAとMITが共同開発した宇宙望遠鏡で、高性能カメラを4台搭載しています。宇宙の85%の方向から届く光を観測し、惑星が恒星の前を横切った際の光の弱まりを観測することで、系外惑星を探査しています。
TOI700dが公転している恒星TOI700はもともと、データベースに間違ったサイズが登録されていたため、TOI700dは非常に高温と考えられていましたが、TESSに参加しているアマチュア天文学者によって、間違いが指摘されて、TOI700dがハビタブルゾーンに存在することがわかりました。
今回発見されたTOI700dは、常に同じ面を恒星TOI700に向けて37日で公転していることもわかりました。 はるか未来に地球が滅んで他の惑星に移住しなくてはいけなくなっても、昼か夜しかないこの惑星への移住は避けたいですね。
https://www.cnn.co.jp/fringe/35147684.html
https://www.nasa.gov/feature/goddard/2020/nasa-planet-hunter-finds-its-1st-earth-size-habitable-zone-world/
https://www.tkg-jp.com/tkg_movie/detail.html?id=3044
Wrote:わたなべ