2019年11月22日に千葉県御宿町の網代湾で千葉工大の惑星探査研究センターと宇宙ベンチャー企業Astrocean(アストロオーシャン)社は共同で 、2019年3月に続き2回目となる海上の打ち上げ施設からハイブリッドロケットを打ち上げる海上打ち上げ実験を行い、成功しました。
ハイブリッドロケットの「射場」である洋上プラットフォーム「Astrocean nano 002」は、2019年3月の打ち上げで使用された「nano 001」から多くの改良が加えられたようです。
打ち上げから2日後の11月25日に、 アストロオーシャンCEOの森琢磨氏は「S-Booster2019」に昨年度の最優秀賞受賞者として参加し、この2回目の打ち上げの様子を映像で紹介しており、打ち上げ当日は悪天候であったことがわかります。
「S-Booster2019」のトークショーでは「Astrocean nano」を世界展開し、2020年にはタイでの洋上打ち上げを行うことや、「Astrocean nano」よりも大きなロケット打ち上げに対応するための洋上プラットフォーム「Astorocean mini」の計画を紹介しています。
宇宙ビジネスコンテスト「S-Booster2018」で最優秀賞を受賞したアストロオーシャンですが、国内だけでなく既に世界展開を見据えているとは驚きです。現状の洋上プラットフォームは小型のロケットにしか対応できないようなので、宇宙へ到達可能なロケットの打ち上げに対応できるプラットフォームが待ち遠しいですね。
参考
https://news.mynavi.jp/article/20191213-936777/
https://www.obayashi.co.jp/news/detail/news20191001_1.html
Wrote:わたなべ