JAXAは、2019年4月25日、はやぶさ2の衝突装置SCI(Small Carry-on lmpactor)で、小惑星リュウグウに生成した人工クレーターの名前を「おむすびころりん」と名付けたと発表しました。人工クレーターの近くに「おにぎり」型の岩があり、その岩が転がり落ちそうな窪地であることが名付け理由とのこと。
発表時の記者会見の動画(クレーター名の発表は13:20頃)
小惑星リュウグウには、おとぎ話にちなんだ地名が名付けられており、例えば、一番大きいクレーターには「ウラシマ」、一番大きいボルダー(岩・岩塊)には「オトヒメ」と名付けられています。
はやぶさ2は今後、2019年の年末には小惑星リュウグウを出発し、2020年の末には、地球に帰還し、再突入カプセルを大気圏に突入させる計画になっています。JAXAはカプセルをオーストラリアのウーメラ管理区域で回収するように計画を進めているとのこと。
今後、はやぶさ2に関する論文にも「おむすびころりんクレーター」が使われると考えるとちょっと可愛いですね。
過去記事
はやぶさ2クレーター生成に成功!前後写真の比較がわかりやすい! | Space News Lab
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Wrote: わたなべ