ボイジャー2号、海王星フライバイから30年

地球から最も遠い場所にいる探査機ボイジャー1号とその後を追う2号。現在は太陽圏を脱出し探査を続けています。

8月25日は海王星フライバイから30年だそうです。海王星に接近撮影したのはボイジャー2号です。

ボイジャー2号は海王星の美しい写真を届けてくれました。海王星は地球の1000分の1しか太陽の光が届かない遠い星です。弱い光で海王星を撮影するには露光時間を長くしなければいけないのですが時速9万㎞で飛行しているのでそのまま撮るとブレた写真になってしまいます。そこでスラスターを噴射しボイジャーの機体を回転させブレを打ち消す方法で撮影したそうです。
こうした方法で海王星の美しい写真が撮られたのかと思うと凄いですね。

現在も飛行を続けるボイジャーは1号が195億㎞以上、2号は160億㎞以上遠いところを移動しています。地球との通信には17時間かかるそうです。ボイジャーは原子力電池の出力低下に伴い少しづつ観測装置の電源を切っていってるそうです。2025年頃には稼働を完全に終了します。稼働終了までまだまだ探査を続けて新発見などもたらしてくれることに期待したいです。

参考URL

「ボイジャー2号」の海王星フライバイ探査からまもなく30周年 | sorae 宇宙へのポータルサイト

「ボイジャー2号」の海王星フライバイ探査からまもなく30周年



Wrote: 寺地