2019年5月23日、スペースXは低軌道人工衛星インターネット計画である「starlink(スターリンク)」用の人工衛星60基を打ち上げました。
打ち上げから22.5時間後、オランダで、天文学者のマルコ・ランブルック博士がキヤノンのカメラレンズ「FD 1.8/50 mm」を使用し、少なくとも56基のスターリンク用人工衛星が上空を通過する様子を撮影することに成功しました。
まるで銀河鉄道が夜空を走っているようです。
SpaceX Starlink objects train 24 May 2019 from Marco Langbroek on Vimeo.
今回撮影されたような人工衛星が連なって移動するのは、打ち上げ直後だけであり、時間が経てばこのように連なった姿が撮影されることは無くなります。
ただ「スターリンク」は合計で約12000機もの人工衛星を打ち上げる計画になっており、今後は何度も同様の姿が撮影されることになりそうです。
なお、夜空に与える影響が心配になった方は、天文情報提供サイトの天文リフレクションズさんが、スターリンク用人工衛星が夜空に与える影響について詳しく記事にされていますので、こちらをご覧になってください。
【続報】スペースXの「Starlink」打ち上げ・星空への影響は? | 天リフOriginal
私は、紹介した動画を初めて見た時には、興奮しましたが、夜空を撮影する時の影響を考えると心配にもなりました。
もしかしたら、今回の反響を受けて、人工衛星を光を反射しにくい素材で覆うことになるかもしれませんね。
過去記事
スペースX 「スターリンク」用の人工衛星の最初の打ち上げを延期 | Space News Lab
Wrote: わたなべ