平成 30 年7月豪雨の観測結果について

記録的な大雨による西日本豪雨災害。未だに災害の全容がわからないほどの大きな災害です。
この大雨による被害の状況を人工衛星だいち2号が観測をしていました。
陸域観測技術衛星だいち2号は、災害監視が主な仕事です。
今回の大雨は国交相の依頼で緊急観測が行われました。期間は7月5日から8日まで観測しました。

また、全球降水観測計画(GPM)による降水の観測も行われていました。
GPMには日本が開発した二周波降水レーダ(DPR)とNASAが開発したGPMマイクロ波放射計(GMI)が搭載され、地球上の降水データを収集しています。
今回の大雨のデータも収集していて、それらを分析する事で今後の防災に活かされればと思います。

人工衛星が直接災害防止にはならないですが、こうした観測で得られた情報を今後の災害による被害低減に活かしていきたいですね。



陸域観測技術衛星2号「だいち2号」(ALOS-2)による観測画像 | JAXA
http://www.eorc.jaxa.jp/ALOS-2/img_up/jdis_pal2_heavyrain_westernjapan_20180711.htm



全球降水観測計画(GPM)による平成30年7月豪雨の観測 | JAXA 第一宇宙技術部門 地球観測研究センター(EORC)
http://www.eorc.jaxa.jp/news/2018/nw180710.html

Wrote: 寺地