アルマ望遠鏡にて惑星誕生現場の高解像度撮影に成功!

工学院大学の武藤恭之准教授らの参加する国際研究チームは、ミリ波・サブミリ波領域で世界最高の感度と空間解像度を持つアルマ望遠鏡を用い、おうし座方向にあるMWC 758を観測し、この星を回る塵の円盤に様々な構造があることを発見しました。

高解像度撮影により写し出された星を取り巻く円盤には、中心部には大きな楕円形の穴が開いており、その外側の円盤には3重のリングと2か所の塵のあつまり、渦巻き腕など多彩な構造が見つかりました。
これらの構造は、円盤中に存在する惑星の力学的な作用によって引き起こされている可能性があり、この円盤の中で惑星が作られている状況証拠を豊富にもった天体と捉えられています。

武藤准教授は、惑星形成を一つのキーワードに惑星が生まれる現場となる「原始惑星系円盤」で起こる現象等の研究に取り組んでおり、今回の発見を経て、今後さらなる解明のニュースが楽しみです!



工学院大学・武藤恭之准教授らの国際研究チームがアルマ望遠鏡を用いて多彩な構造を持つ惑星誕生現場の高解像度撮影に成功|学校法人 工学院大学 総合企画部広報課のプレスリリース
https://www.atpress.ne.jp/news/160604

Wrote: ディー