今月12日の昼頃にH2Aロケット39号機が打ち上げられ、搭載した衛星が予定の軌道に投入されました。
打ち上げられた衛星は内閣府が管轄する情報収集衛星で、北朝鮮などの軍事基地監視に使用されると見られています。
今回の打ち上げ成功でH2Aロケットは33回連続で成功となり、成功率は97.4%となりました。
一般的に成功率が95%以上で信頼性が高いと言われており、この数字は世界的に見ても極めて信頼性が高いことを示しています。
一方で日本のロケットはコストの高さ等の要因で商業打ち上げが少なく、この状況は打ち上げがJAXAから三菱重工業に民間移管する等の各種対策後も続いています。
JAXAや三菱重工業は次の手として打ち上げコストを抑制できるH3ロケットの開発も進めています。
H3ロケットは部品構造の共通化等で打ち上げコストを半減し、2020年の打ち上げを目指しています。
信頼性に加えて経済性も見据えた今後の日本のロケットにも期待したいです。
Wrote: ケイ