2022年9月21日、米航空宇宙局(NASA)は、James Webb Space Telescope(ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡)が撮影した海王星の画像を公開しました。
ジェイムズ・ウェップ宇宙望遠鏡はハッブル宇宙望遠鏡の後継機で、2021年12月に打ち上げが行われました。口径6.5mの主鏡によって、優れた感度と空間分解能で赤外線を観測する望遠鏡です。
今回公開された木星の画像は2022年7月12日にジェイムズ・ウェップ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)によって撮影されました。この画像は取得時に使用された3種類のフィルターに応じて赤・黄緑・シアンに着色されています。画像から、海王星本体を取り囲む幾つもの環の存在が分かります。その一部は、NASAの惑星探査機「ボイジャー2号」以来、30年以上も観測されていませんでした。また、海王星本体の南半球に見える明るい斑点は、高高度に浮かぶメタンの氷粒でできた雲です。
今回こちらに載せた画像以外にもNASAのサイトには海王星を撮影した画像が公開されています。そちらの画像には海王星の既知の14個の衛星のうち7個の衛星の姿も確認できますので、ぜひ見て見てほしいです。
Credits: NASA, ESA, CSA, STScI
https://www.nasa.gov/feature/goddard/2022/new-webb-image-captures-clearest-view-of-neptune-s-rings-in-decades
Wrote: わたなべ