2022年7月11日、宇宙産業の活性化や宇宙業界の新事業創出をサポートする株式会社DigitalBlastが、4億円の資金調達を実施したことを発表しました。月面で人類が自給自足できる環境を作ることを目的としたプロジェクト「NOAH」の実験装置開発・データ流通プラットフォーム開発などに活用されるとのことです。
DigitalBlastは、重力発生装置「AMAZ(アマツ)」の地上実験を進めています。AMAZは、装置の一部を回転させることにより生じる遠心力を用いて、月面と同じ地球の6分の1の重力を再現します。回転速度を変えることでさまざまな重力環境を再現可能です。2024年の国際宇宙ステーション(ISS)でのAMAZの設置・運用を目指しています。
DigitalBlastのプロジェクト「NOAH」は人類の月面進出を見据え、月面で人類が自給自足できる環境を作ることをゴールとしており、低重力環境下での長期間の植物栽培への影響を検証していき、開発する装置は、民間企業や研究機関向けに、実験環境として提供するとのことです。
AMAZを活用することで、月に行かずとも月の重力環境下での検証ができるのですね。この装置が活用されて月面での自給自足の足がかりができるようになることを期待します。
https://digitalblast.co.jp/news/074/
Wrote: わたなべ