岩谷技研は2022年6月17日、6月9日に沖縄県宮古島で同社が開発する気密キャビンにハムスターを乗せて、ガス気球で最高高度23キロの成層圏まで到達し、無事に帰還させる試験に成功したと発表しました。
岩谷技研は、小型の風船カメラを使った上空30kmからの宇宙撮影「ふうせん宇宙撮影」で有名な岩谷圭介氏が2016年に設立した会社で、気球による宇宙旅行の実現を目指している会社です。
岩谷技研は、2018年に初めての生物実験として熱帯魚を最高高度28kmまで打ち上げて無事帰還させています。今回の実験では地上と同じ環境を維持する気密キャビンを開発し、ハムスターが成層圏の高度でも気密キャビン内で快適に過ごせることを実証したとのこと。
宇宙旅行といえば、ロケットでの旅行を想像してしまいますが、気球で宇宙旅行という選択肢もあるのですね。同様のアプローチをしている会社は海外にもあるようですが、実証実験まで行なっているのは岩谷技研のみのようです。岩谷技研は、来年度までに地上から25kmの高高度有人飛翔試験を計画しており、事業化にはまだ超えなければいけないハードルがあるようですが、今後も応援していきたいですね。
https://news.yahoo.co.jp/articles/1f434898094fe1116cadaebbbf8b9f5a980ab342
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Wrote: わたなべ