OneWebがRelativity Spaceと打ち上げ契約締結!

  OneWebが2022年6月30日、Relativity Spaceと複数回の打ち上げ契約を締結したと発表しました。この契約によりRelativity Spaceは、2025年から、3Dプリンタで作成される再利用可能ロケットであるTerran RでOneWebの低軌道衛星を打ち上げる予定です。

  OneWebは地球低軌道に通信衛星を全648機打ち上げ、衛星コンステレーションによる世界規模での通信サービスを展開する計画を進めています。Relativity Space(リラティヴィティ・スペース)は、ロケット全体を製造することが可能な独自開発の巨大な3Dプリンタを使用することで、ロケット製造期間を従来よりも大幅に短縮することを狙っています。

  OneWebの衛星を打ち上げるRelativity Spaceの「Terran R」は、高さ65.8mの2段型液体燃料ロケットで地球低軌道(LEO)に20トンのペイロードを打ち上げ可能な、完全再使用型のロケットで、2025年から運用が始まる予定とされています。

  OneWebは衛星コンステレーションサービス「Starlink」を展開するSpaceX社と打ち上げ契約を結んでいますが、Relativity Spaceとも打ち上げ契約を締結したことで、衛星コンステレーションの完成を加速していくのでしょうね。

参考

OneWebがRelativity Spaceと打ち上げ契約を締結。世界が注目する3Dプリンターロケットの魅力とは?【宇宙ビジネスニュース】



https://oneweb.net/resources/relativity-space-and-oneweb-sign-multi-launch-agreement-terran-r


Wrote: わたなべ