2022年7月11日、宇宙ロボットスタートアップGITAIは、2023年にNanoracks社・NASAと共同で、国際宇宙ステーション(ISS)のBishopエアロック船外で、宇宙船外用自律ロボットによる技術実証を行うことを発表しました。
GITAIは宇宙領域での作業ではロボットを使用する事で作業コストを100分の1に下げる事を目指す企業です。2021年10月には、ISSのBishopエアロック船内でGITAI宇宙用自律ロボット「S1」による汎用作業遂行技術実証を実施し成功しています。
2023年の技術実証では、ISSのBishopエアロックモジュール船外にGITAIの1.5m級双腕自律ロボットアームを設置し、In-space Servicing, Assembly, and Manufacturing(宇宙空間での保守・組立・製造)作業を自律制御を行う計画です。
GITAI社は2021年のISS内の技術実証に続き、ISS船外の技術実証を行おうとしています。将来行われる月面探査などで必要とされる作業に対して、滞在できる宇宙飛行士の人数には限りがあるので、宇宙飛行士の負担を軽減するためにも、GITAI社が実用化しようとしている宇宙空間でのロボットによる作業の需要は高まっていきそうですね。
https://robotstart.info/2022/07/12/outboard-spacecraft-robot-gitai.html
Wrote: わたなべ