ロシアは2022年7月7日、「ソユーズ2.1b」ロケットの打ち上げを実施し、搭載されていた「GLONASS-K」は予定されていた軌道への投入に成功しました。
GLONASSは「Globalnaya Navigatsionnaya Sputnikovaya Sistema」の略で、ロシア版の衛星測位システムです。ロシア版のGPSシステムといえば分かりやすいでしょうか。
GLONASS-Kは、GLONASSシステムの第3世代になります。2011年より打ち上げが実施されており、今回の打ち上げで4機目の軌道投入となります。当初はGLONASS-Kが2機打ち上げられた後、第4世代のGLONASSーK2の打ち上げが計画されていましたが、GLONASSーK2の開発が遅れたため2014年に GLONASS-K2が9機追加で発注されました。今回打ち上げられたのは追加発注分の2機目になります。ちなみに追加発注分の1機目は2020年に打ち上げられています。
第4世代のGLONASS-K2の打ち上げは2022年に予定されていますが、元々は2018年に予定されていたのが2019年に延期となり、その後2022年へ延期されました。GLONASS-K2が予定通り打ち上げられるのか気になりますね。また、残りのGLONASS-Kの打ち上げもいつになるのでしょうか。
https://en.m.wikipedia.org/wiki/GLONASS
Wrote: わたなべ