The Planetary Science Journal に2029年に打ち上げが予定されている金星を探査するDAVINCIミッションについて詳細が記された論文が公開されました。
DAVINCIミッションの正式名称は「The Deep Atmosphere Venus Investigation of Noble gases, Chemistry, and Imaging」といい、2029年の夏/秋に打ち上げられ、2030年に2回のフライバイを行い、2031年末までに金星大気圏への突入を行う計画となっています。
DAVINCIミッションは金星上空を周回する宇宙機と金星地表へ降下する降下球(descent sphere:DS)プローブで構成されます。DSプローブは金星に到着後、金星大気を取り込み、分析をしながら約1時間かけて、地表に降下していきます。金星の地表が近づくと地表の撮影も行います。
論文にはDSプローブに搭載されている分析機器のスペックなど、より詳しいミッションの説明があります。金星は反射率の高い雲で覆われているため、地表の様子が撮影されたことはないので、DAVINCIミッションで撮影に成功することを期待しています。
https://www.gizmodo.jp/2022/06/nasa-davinci-mission.html
https://iopscience.iop.org/article/10.3847/PSJ/ac63c2
Wrote: わたなべ