NASAの大型ロケットSLSがいよいよ完成

 以前から何度かお伝えしているNASAの大型ロケット「SLS(スペースローンチシステム)」がようやく完成し、現地時間3月17日発射台へと移動します。今はまだかつてのスペースシャトルの組み立てを行なっていた大型ロケット組み立て棟の中で最終的な作業が行われているようです。

 大型ロケットSLSは退役したスペースシャトル以来のNASAの有人宇宙飛行ロケットです。初号機は無人での打ち上げとなり月を周回して地球に帰還します。打ち上げは4月と言われていましたがどうやら5月になりそうです。初号機は打ち上げから4週間から6週間後に地球に帰還する行程のようです。その結果を踏まえ次の2号機から宇宙飛行士が乗り込んでのミッションとなります。

 今後は、スペースXのスターシップと共に月での宇宙ステーション「ゲートウェイ」の建設、月面着陸、月基地計画など月での多くのミッションが待っています。楽しみですね。

 組み立て棟から発射台への移動には「クローラートランスポター2」と呼ばれる専用の車両を使います。発射台までは6kmほど離れていて、SLSをクローラーに載せて6時間から12時間かけて運ぶそうです。

参考URL

NASA新型ロケット「SLS」&新型宇宙船「オリオン」3月18日にロールアウト予定


Wrote: 寺地