中国がリモートセンシング衛星打ち上げ

 中国が長征4Cロケットを打ち上げました。打ち上げは現地時間3月17日15時9分に行われました。

 打ち上げたのはリモートセンシング衛星「遥感34号02」で、2021年4月30日に打ち上げられた「遙感34号」とネットワークを形成し運用されるそうです。

 遙感34号という衛星は、上海航天技術研究院(SAST)が開発した衛星で、国土調査・都市計画・道路設計・作物収穫量の推定・防災や減災などに用いられるということです。また、中国が中心となって進めている欧州と中国を結ぶ経済圏構想「一帯一路」の建設にも情報を提供するとされています。しかし、一部の専門家からは事実上の偵察衛星では無いかとの話も聞かれます。

 打ち上げに使われた「長征4C」ロケットはSASTが開発したロケットで、全長約45m・直径約3.35mの3段式ロケットで多数の衛星を打ち上げることできると言います。また、高度700kmの太陽同期軌道に最大3トンのペイロードを投入する能力があるそうです。

 中国のロケット打ち上げは、中国北西部の酒泉衛星発射センターから行われます。今回は長征ロケットシリーズにとって411回目の打ち上げでした。中国は独自の宇宙ステーション建造や火星への衛星投入など宇宙分野で数々の実績を積み重ねています。日本も負けずに宇宙開発に力を入れなければならないのではないでしょうか。宇宙でも国際的なバランスが大事になっていると思います。

参考URL

中国、リモートセンシング衛星「遥感34号02」の打ち上げに成功。一帯一路建設に貢献


Wrote: 寺地