インドが地球観測衛星を独自ロケットで打ち上げ

 現地時間2月14日5時59分にインドのサティシュ・ダワン宇宙センターよりインド宇宙研究機関の主力ロケットPSLV (Polar Satellite Launch Vehicle)の打ち上げが行われました。

 搭載されていたのは、地球観測衛星「EOS-04」、技術実証衛星「INS-2TD」、インド宇宙科学技術大学とコロラド大学ボルダー校大気宇宙物理学研究所が共同開発した衛星「INSPIREsat-1」の3機です。

 ロケット打ち上げ後17分34秒で高度529kmの太陽同期軌道に投入され見事打ち上げ成功です。

 今回打ち上げに使われたPSLVは固体燃料ロケットブースター6本を使用した拡張型でPSLV-XLと言うタイプでした。このタイプは今回23回目の打ち上げだったそうです。

 打ち上げられた衛星についてですが、地球観測衛星「EOS-04」は農業や林業、土壌水分量、洪水対策といった色々な分野で使えるよう高品質なレーダー画像を取得できる衛星だそうです。技術実証衛星「INS-2TD」は地表面の温度や水面温度を観測する赤外線カメラを搭載した衛星です。「INSPIREsat-1」は、電離層や太陽コロナの理解を向上する目的がある衛星だそうです。

 インドのPSLVは3月にも打ち上げ計画があるようです。インドの宇宙開発も注目ですね。

参考URL

インドがPSLVロケットで衛星3機の打ち上げに成功、2021年8月の打ち上げ失敗以来初


Wrote: 寺地