アメリカのベンチャー宇宙企業である「ロケットラボ社」と「アストラ・スペース社」がロケットの打ち上げ実験と衛星の軌道投入実験を行い、それぞれ実験が成功しました。
ロケットラボ社は、打ち上げをニュージーランドのマヒア半島で行なっており、現地時間2021年11月17日にエレクトロンロケットを打ち上げました。ロケットには、米衛星企業BlackSkyの地球観測衛星「Gen-2」2機が搭載されていて、発射から1時間後、高度430kmの軌道へ投入されました。
ロケットラボは今回1段目を再使用するため落下ポイントにヘリコプターを向かわせ観測すると言う試みも行いました。落下した1段目は船で回収し点検され今後再使用するそうです。
アストラ・スペース社は、アメリカ・アラスカ州コディアクにある太平洋宇宙港PSCAで日本時間11月20日に「Rocket3.3」を打ち上げました。打ち上げは成功し、ペイロードの衛星も高度500kmに投入され、初の衛星の軌道投入も成功したそうです。
アストラ・スペース社のCEOであるクリス・ケンプ氏は「軌道到達はアストラ にとって歴史的なマイルストーンです。」とコメントしています。
アメリカの宇宙企業はスペースXが一人勝ちと思いがちですが他の企業もどんどん技術が上がってきてスペースXに追いつくかもしれません。
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Wrote: 寺地