H-2Aロケット44号機打ち上げ

 日本の新型ロケット「H3ロケット1号機」の打ち上げがまだ決まりませんがH-2Aロケット44号機の打ち上げが発表されました。

 打ち上げは、2021年10月25日(月)午前11時だそうです。フェアリングには準天頂衛星「みちびき」初号機後継機が搭載されます。

 準天頂衛星みちびき初号機は、JAXAが2010年に打ち上げました。その後2017年に内閣府へ移管され、運用が続けられています。内閣府が打ち上げた準天頂衛星みちびき2号機から4号機と共に衛星測位サービスを提供しています。初号機後継機はこれまでの衛星の役割を引継ぎ、配信する測位信号の精度向上に取り組むということです。

 準天頂衛星は、日本版GPSと言われ日本独自の衛星測位システムです。今は4機体制で運用していて1機は赤道上空の静止軌道に配置され、3機がそれぞれ天頂付近を通過しながら8の字に飛行しています。常に天頂に留まっていないため準天頂と呼ぶそうです。

 今の4機体制から今回打ち上げる初号機の後継機と2023年頃打ち上げられる5号機、6号機、7号機を合わせて7機の体制で高精度な測位システムを構築するのが準天頂衛星みちびきの目指すプロジェクトです。山林やビル群など障害物が多い場所では精密な測位に支障が出ます。なるべく多くの衛星を使い測位することで精度を上げていくそうです。

参考URL

H-IIAロケット44号機の打ち上げを10月25日に実施予定 準天頂衛星「みちびき初号機後継機」搭載


Wrote: 寺地