2021年打ち上げ予定のNASAの探査機ルーシー

2017年NASAの低コストで効率良く太陽系内を探査する目的の「ディスカバリー・プログラム」に選定され、木星トロヤ群小惑星を探査する探査機ルーシーの打ち上げが近づいています。

木星トロヤ群とは、木星の公転軌道にある小惑星の集まりです。木星の前方を公転しているのがL4です。木星の後方を公転しているがL5となります。

探査機ルーシーは2021年10月16日に打ち上げられ二度の地球フライバイを経て木星トロヤ群の小惑星へはまずL4点の小惑星「ユーリバテス」「ポリメレ」には2027年に接近し探査を行います。2028年には「リュークス」「オラス」に接近し探査します。その後探査機ルーシーは地球フライバイを行い2033年にはL5点のトロヤ群に移動し、「パトロクロス」にも接近し探査を行います。「パトロクロス」は二重小惑星だそうでもう一つの「メノイティオス」にも接近探査を行います。

探査機ルーシーは打ち上げから12年で探査ミッションが完了します。ミッションを終えた探査機ルーシーはそのまま木星トロヤ群と地球近傍を行き来しながら飛び続けることになるそうです。NASAは探査機ルーシーは何十万年もの間飛び続けると言います。そこでルーシーには地球外知的生命体や未来の人類へ向けてメッセージプレートを搭載しているそうです。遠い未来に宇宙考古学者が昔の太陽系探査を行なっていた証としてルーシーを見つけ回収されることを願っているそうです。

ー引用ー

メッセージは全部で20人分が記されていて、現職のジョイ・ハルジョ氏をはじめ、ビリー・コリンズ氏やリタ・ダブ氏など歴代の米国桂冠詩人、バイデン大統領の就任式で詩を朗読した全米青年桂冠詩人のアマンダ・ゴーマン氏、ノーベル文学賞受賞者のルイーズ・グリュック氏、オルガ・トカルチュク氏、カズオ・イシグロ氏、オルハン・パムク氏といった著名人からのメッセージや、特殊相対性理論・一般相対性理論を発表したアルベルト・アインシュタイン、公民権運動で知られるマーティン・ルーサー・キング・ジュニア、パイオニアやボイジャーにメッセージの搭載を提案した天文学者カール・セーガンの言葉が含まれています。

ー引用終わりー

参考URL

探査機ルーシー、ボイジャーの様に未来の人類へ向けたメッセージを搭載 2021年打ち上げ予定


Wrote: 寺地