天の川銀河の中心近くに見つかった「VVV-WIT-08」と言う星はちょっと変わっているそうです。この星は地球から2万5000光年以上先にあり、大きさは太陽の100倍もある星です。
この星を発見したケンブリッジ天文学研究所のリー・スミス博士が率いる研究チームは「VVV-WIT-08」の特徴的な点滅について注目しています。点滅の原因はまだよくわかっていないそうですが、数十年に一度の周期で特徴的な点滅をしています。この星が暗くなる時は明るさが30分の1にもなり、暗くなり始めてから再び明るくなるまで数ヶ月かかるそうです。これまで見つかっている変光星の中でもこれだけの期間減光する星は珍しいと言います。
研究チームはこの点滅の原因は連星をなす伴星が横切るためではないかと考えているそうです。この伴星は恒星か惑星で巨大で不透明な円盤を持っているのではと考えられています。
リー・スミス博士はこの伴星の正体について解明に挑戦していくと仰っています。
VVV-WIT-08と横切る伴星について研究チームは解説動画を公開しています。そちらもどうぞ。
Wrote: 寺地