中国が独自宇宙ステーションへ宇宙飛行士を送りました

 中国が有人宇宙船「神舟12号」を搭載したロケット「長征2号F」を日本時間2021年6月17日10時22分に打ち上げました。搭乗するクルーは3名で、元戦闘機パイロットで船長を務める聶海勝氏(56歳)と、劉伯明氏(54歳)、湯洪波氏(45歳)です。聶氏はこれが3回目のミッションとなるベテランだそうです。

 中国は2016年の神舟11号の打ち上げ以来3年ぶりの有人飛行となります。神舟12号は打ち上げ後中国が独自で建設中の宇宙ステーションのコアモジュール「天和」にドッキングしました。ドッキングはオートパイロット機能が行ったそうで、これまで2日間要したドッキングプロセスが数時間に短縮にされたそうです。

 コアモジュール「天和」は全長16.6m、直径4.2mとの事ですが内部はそれより狭いため人とのすれ違いがぎりぎり出来るくらいのようです。3名のクルーはコアモジュールに移り、様々なミッションに向け準備が始められています。今回のミッションでは宇宙服を着た船外活動やロボットアームの性能テスト、生命維持システムの確認など行うそうです。滞在は3ヶ月の予定です。

参考URL

http://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/12061_shenzhou12


Wrote: 寺地