南米チリにあるアタカマ大型ミリ波サブミリ波干渉計(アルマ望遠鏡)による観測で捉えた124億年前の銀河の光を詳しく解析したところ渦巻上の構造であることがわかったそうです。これほど古い銀河で渦巻構造が確認されたのは初めてとなります。この銀河には、「BRI 1335-0417」と言う名称がつけられています。BRI 1335-0417は、大きさが天の川銀河の3分の1ほどだそうです。質量は天の川銀河と同じくらいで太陽質量の600億倍だと言います。
宇宙には沢山の渦巻き構造の銀河がありますが見つかっているその殆どが100億年より若い銀河だそうです。100億年以前の銀河で渦巻銀河は今のところ数個程度しか見つかっていません。これまでで最も古かった渦巻銀河は114億年前の銀河です。
ビッグバンが起こった138億年前から14億年後にこうした渦巻き構造の大きな銀河がどのようにできてきたのか解明されるのか楽しみですね。
ー引用ー
BRI 1335-0417は、これまでの観測から124億年前に存在していたことは解っていましたが、津久井崇史さんなどからなる研究チームが、アルマ望遠鏡のデータを使って、詳しく分析したところ、コンパクトで明るい中心部分とその中心部分から上下に伸びる腕が渦を巻いているような構造がみつかりました。これは渦巻銀河の特徴によく似ています。
ー引用終わりー
Wrote: 寺地