中国のロケットコアステージが大気圏突入

 先日お届けした中国の宇宙ステーション「天宮」のコアモジュール「天和」を打ち上げた長征5Bロケットの1段目コアステージが5月9日日本時間11時24分にインド沖に落下したようです。ほとんどの部品は大気圏突入時に燃え尽きたとの中国の発表もありました。

 長征5Bの1段目は全長33.2m、重量約18tある大きいものです。数日前からこのコアステージがどこに落ちるか不安視する声や報道等で心配していましたが被害はなかったようです。

 近年はスペースデブリの増加の懸念からロケットの一部を南太平洋上に制御落下させる方法やスペースX社のように回収し再使用するなど行われています。

 中国のように大型ロケットを打ち上げて制御せずに自由落下させるのは今後も問題になるのではないでしょうか。中国は宇宙ステーションの建造のために長征5Bをまだ2回打ち上げる予定です。打ち上げるたびにコアステージの落下を気にしなくてはいけないのでしょうね。

参考URL

中国のロケット「長征5号B」コアステージ間もなく落下の見込み、独自の宇宙ステーション建設に使用



落下を伝えるニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/75745ce6faafe22d5a940017c484ecc4ec59e618


Wrote: 寺地