プログレス補給船ミッション終了し大気圏再突入

 国際宇宙ステーションに補給物資を運んだロシアの無人補給船「プログレスMS-14」はほぼ1年間国際宇宙ステーションにドッキングされていましたが2021年4月28日に宇宙ステーションから離脱しました。翌29日に大気圏へ突入し南太平洋に落下しました。

 プログレスMS-14は2020年4月に打ち上げられ宇宙ステーションにドッキングしました。無人の補給船であるプログレスは、水や食料品、医薬品、実験装置などを宇宙ステーションへ届けるとともに宇宙ステーションにドッキングした状態で宇宙ステーションの軌道変更を行うためのブースターとして機能していたそうです。プログレス補給船は1年間宇宙ステーションにドッキングしている間に10回のエンジン噴射を行いました。そのうち2回はスペースデブリの回避のためだったそうです。

 プログレス補給船は369日間宇宙に滞在したと言うことになり、これはロシアの補給船の中では最長の飛行期間になるそうです。ミッションを終えたプログレス補給船は宇宙ステーションから離れる際、廃棄物などを積み込まれ大気圏へ焼却処分となりました。一部燃え尽きなかった部品も海に予定通り落下したと思われます。

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ISSに1年間ドッキングしていた補給船「プログレスMS-14」大気圏に再突入してミッションを終える


Wrote: 寺地