中国が独自宇宙ステーションのモジュール打ち上げ

 日本時間2021年4月30日12時23分中国が独自に建造を行う宇宙ステーション「天宮」の最初のモジュールが打ち上げられました。打ち上げから8分後モジュールはロケットから分離、その後無事太陽電池パネルの展開にも成功しました。

 打ち上げられたのはコアモジュール「天和」で全長16.6m、直径4.2m、重さ22.5tあります。この大きさは中国が開発した宇宙船の中でも最大です。宇宙飛行士の長期滞在だけでなく化学実験や船外活動を行う機能も持ち合わせているそうです。

 天宮の建設には残り10回のミッションが計画されています。そのうち4回建設のための有人ミッションが行われるそうで中国は2016年に行って以来の有人打ち上げが行われることになります。

 今回打ち上げに使われたのは長征5Bロケットです。全長54m、重さ849t、25tの積載量があります。今後天宮の2つのモジュールもこの長征5Bで打ち上げる予定です。5月中旬にはコアモジュール天和へ物資を運ぶ補給船「神舟12号」を長征2Fロケットで打ち上げるそうで天宮の2022年完成に向けて中国のロケットの打ち上げがますます増えそうです。中国の宇宙開発は目が離せません。

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中国独自の宇宙ステーション建設開始 コアモジュールの打ち上げ成功 近く有人宇宙飛行も


Wrote: 寺地