世界初のスペースデブリ除去技術実証衛星打ち上げ

 東京に本社を置くアストロスケールホールディングスはスペースデブリ除去技術実証衛星「ELSA-d (End-of-Life Services by Astroscale-demonstration)」の打ち上げに成功し予定の軌道に投入されました。

 同社は、宇宙機の安全航行のためスペースデブリの除去サービスに取り組んでいます。寿命を迎えた人工衛星や修理ができなくなった衛星を除去するサービスやターゲットとなるデブリを一つ一つ捕獲し除去する「ADR」サービス、軌道上での状況把握、稼働衛星の寿命延長を行うサービスなどを今後実現していくそうです。

 今回打ち上げた衛星「ELSA-d」は「捕獲衛星」と「デブリ模擬衛星」で構成されます。放出したデブリ模擬衛星を捕獲衛星の技術で捕獲するそうです。ランデブーで捕獲するシステムと磁力による捕獲能力もあるそうです。

 人類が宇宙に進出してから数十年、数々のロケットの打ち上げや人工衛星を飛ばしてきたのでスペースデブリが多くなってきています。ELSA-dはスペースデブリの問題を解決するきっかけになるのか注目したいですね。

参考URL

ソユーズロケット打ち上げ成功 「アクセルスペース」「アストロスケール」の人工衛星を搭載


Wrote: 寺地