ロシアのソユーズ宇宙船が特別カラーで打ち上げへ

 日本時間2021年3月21日に打ち上げ予定のロシアのソユーズロケットがカラーリングを変えて打ち上げられます。2021年が旧ソ連の宇宙飛行士ユーリ・ガガーリンが宇宙に行ってから60年となることを記念して当時のボストークロケットを参考にしたカラーリングにしているそうです。打ち上げ日は3月20日の予定でしたが24時間の延期が伝えられています。

 今回打ち上げられるソユーズには、日本に本社を置くアストロスケールが開発を行ったスペースデブリ除去技術実証衛星「ELSA-d」やアクセルスペースが開発を行う4基の超小型衛星「GRUS」も含まれています。GRUS4基の内、1基は福井県民衛星「すいせん」です。

 福井県が行っている福井県民衛星プロジェクトは、地方発の革新的なビジネスモデルの創出を目的に、県内企業が主体となり、超小型人工衛星の2020年度の打上げを目指してきました。このプロジェクトの大きな意義は大きく分けて「製造業の発展」と「衛星データの利活用」の2つであるといい、福井県の有する高度なモノづくり技術を活かした、”小型人工衛星の製造”や”部材開発”による収益の増加・市場の拡大、「すいせん」に搭載されたカメラから得られるデータを活用した新たなビジネスの創出・防災・土木森林管理などの幅広い分野に役立てるといいます。

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青と白の特別な塗装を施したソユーズロケット、打ち上げへ


Wrote: 寺地