NASAを中心に進められている月周回有人拠点「ゲートウェイ」についてNASAから建設開始の時期が発表されました。モジュールの打ち上げが2024年の5月以降とされ、打ち上げにはスペースX社のファルコンヘビーを使うそうです。
ゲートウェイの大きさは、国際宇宙ステーションの6分の1ですが、分割されたモジュールを何回も打ち上げて月軌道へ運ぶ必要があります。
ファルコンヘビーによる最初の打ち上げは、「PPE(Power and Propulsion Element)」太陽電池パドルと電気推進ロケットエンジンのモジュールで電力供給、高速通信、姿勢制御、軌道変更などの能力を持っています。もう一つは、「HALO(Habitation and Logistics Outpost)」と呼ばれるモジュールで、人が居住するためのモジュールです。
ゲートウェイは有人月面探査計画「アルテミス」における中継地点としての設備でオリオン宇宙船などの有人宇宙船がドッキングし宇宙飛行士の長期滞在や着陸船への乗り換え、科学調査の支援などに使われます。
ゲートウェイやアルテミスは今後火星などさらに遠い星へ宇宙飛行士を送る上での技術実証などにもなるのではないでしょうか。
https://sorae.info/space/20210211-gateway.html
Wrote: 寺地