日本の主力ロケットH2Aの後継機H3ロケットの組み立てが種子島宇宙センターにて行われています。まだ打ち上げ日は発表されていませんが、いよいよ完成が間近です。
H3ロケット試験機は組み立て後、まず地上にて点検が行われます。まず極低温点検が行われます。機体に燃料が入れられエンジン点火の寸前まで打ち上げの一連の流れを一通り行います。打ち上げまでの作業性や手順を確認します。特別点検として、機体の電磁適合性試験、機体の振動試験、姿勢制御システムの試験、アンビリカル離脱試験など組み上がった機体を使っての技術データを取得する点検作業が行われます。そして1段実機型タンクステージ燃焼試験で地上に固定した状態でLE-9エンジンを燃焼させデータの取得を行います。
種子島宇宙センターのロケット組み立て棟では、第一弾にブースターの取り付けが行われている画像が公開されています。そして、発射場にて行われる極低温点検は3月ごろ行われます。まだまだこれから地上試験が行われるそうなので打ち上げは先にはなりますが、H3ロケットの打ち上げ楽しみですね。
JAXA
https://www.jaxa.jp/projects/rockets/h3/index_j.html
NVS YouTube(H3ロケット試験機 記者説明会の様子)
Wrote: 寺地