ヴァージン・オービット、ランチャーワン打ち上げ成功

ヴァージン・オービット社は現地時間2021年1月17日、空中発射型ロケット「ランチャーワン」の試験飛行「Launch Demo2」を実施し、打ち上げに成功しました。

 ランチャーワンは、ボーイング747-400を改良した空中発射母機「コズミックガール」の主翼の下部に接続され、高度12,000mまで上昇します。そして、ロケットを切り離しランチャーワンのエンジンを点火、宇宙へ向かう仕組みです。ランチャーワンは2段式のロケットで太陽同期軌道へ200kgの物を運べるそうです。今回の試験飛行にはアメリカの大学やNASAの超小型人工衛星(キューブサット)10基を搭載し、打ち上げから1時間後無事衛星の分離が確認できたそうです。

 ヴァージン・オービットのランチャーワンの仕組みは、航空機による衛星の打ち上げということで打ち上げの場所を選ばず、どこからでも打ち上げができると言う利点があります。日本でも大分県とパートナーシップ契約を結んでいて大分空港からの打ち上げも行われるそうです。今回の成功により期待が高まります。

参考URL

ランチャーワンの打ち上げの様子



Sorae
https://sorae.info/space/20210119-launcherone.html


Wrote: 寺地