NASAの新型ロケット「SLS」のメインエンジン燃焼試験が2021年1月16日にミシシッピー州のジョン・C・ステニス宇宙センターで行われました。この試験はグリーンランと呼ばれ、試験は8段階に別れていて、今回は「ホットファイア」と呼ばれるエンジンを点火しての最終段階の試験でした。
4機のエンジンを全て稼働させ飛行中のパフォーマンスをシミュレーションします。試験の目標は8分でした。しかし、燃焼試験が開始されるとエンジンは点火して安定して稼働いるように見えましたが1分7秒で燃焼試験が終わってしまいました。
燃焼時間は目標値に達しませんでしたがエンジン自体に異常はないようで点火や燃焼にも問題はなかったのでこのまま開発は進めていくのではないでしょうか。2021年11月に打ち上げ予定の無人飛行試験に無事間に合ってほしいと願っています。
ー引用ー
SLSは有人月面探査計画「アルテミス」などで用いるべく開発が進められている大型ロケットで、2011年に退役したスペースシャトルに搭載されていた「SSME」の改良版である「RS-25」エンジンを4基搭載したコアステージ、2基の固体燃料ロケットブースター、月に42トンのペイロード(搭載物)を運べる「EUS」(Exploration Upper Stage、探査上段)や初期の運用で用いられる「ICPS」(Interim Cryogenic Propulsion Stage、暫定的な極低温推進ステージ)といった上段ステージなどから構成されています。
ー引用終わりー
https://sorae.info/space/20210119-sls.html
Wrote: 寺地