中国の月探査機が地球に帰還

 2020年11月24日打ち上げた中国の月探査機「嫦娥 5号」は月の探査を終え、2020年12月17日未明、地球に帰還しました。

 中国は、月の無人探査機「嫦娥 5号」による探査ミッションと月のサンプルリターンを実施しました。月でのミッションは、周回機を月の周回軌道に残し、着陸機と上昇機を月に下ろすことと、ミッション終了後、上昇機を再び周回機とドッキングさせるという難しい技術を成功させました。月の軌道上で無人機によるドッキングは世界初です。

サンプルリターンは月の地中をドリルで2mほど掘りロボットアームにより500g採取し、表面の砂も1.5kg採取できたそうです。月でのサンプル採取成功は世界で3番目の国となりました。また、今回行われたサンプル採取は、実に44年ぶりです。

 中国は今回の月探査ミッションを23日間で完了させました。また、2023年から2024年に「嫦娥 6号」による月の南極を目指すミッションも計画されていて、ますます中国の惑星探査の技術力を向上させていきそうです。

参考URL

https://sorae.info/space/20201221-change5.html


Wrote: 寺地