ヴァージン・オービットが2回目の打ち上げ試験を発表

 アメリカのヴァージン・オービット社は2回目の打ち上げ試験を日本時間2020年12月20日3時〜7時に行うと発表しました。

 ヴァージン・オービット社はヴァージン・ギャラクティック社から分社してできた空中発射型ロケットの小型衛星を打ち上げる会社です。ヴァージン・オービット社の機体は、母機ボーイング747−400の改良機「コズミック・ガール」とその機体に吊るされたロケット「ランチャーワン」で構成されています。高度12,000mまで上昇し、ロケットを切り離します。切り離し後ロケットエンジンを点火し宇宙へ向かいます。ランチャーワンは、2段式の小型ロケットで高度500kmには300kgの衛星を打ち上げられ、高度230kmの低軌道には500kgの衛星を送れます。

2020年5月26日に1回目の試験打ち上げを行いましたが、1段目のエンジン点火後、異常が発生し打ち上げは失敗しました。

今回2回目となる打ち上げには、10基の超小型衛星が実際に搭載されて行われるそうです。打ち上げがうまくいくか注目です。

 なお、ヴァージン・オービット社は4月に大分県と提携し、今後大分空港から衛星を打ち上げる計画があるそうです。こちらも楽しみですね。

参考URL

sorae
https://sorae.info/space/20201202-launcher-one.html



ランチャーワン1回目の試験打ち上げ(YouTube)


Wrote: 寺地