はやぶさ2のカプセルが無事着陸しました

 2020年12月6日未明に「はやぶさ2」のカプセルが無事オーストラリアのウーメラに着陸しました。中継にて大気圏に突入し光り輝くカプセルの姿を見る事ができて感動しました。明るくなってからカプセルの回収にも無事成功したそうで嬉しい限りです。6年というミッション期間で計52億kmの往復距離を飛び帰ってきたはやぶさ2は本当にすごい探査機だと思います。

 これから初期観察施設にてガスのサンプルを取り出すなどが行われた後、日本に向けて輸送されます。到着は12月8日頃だそうです。今後採取されたリュウグウのサンプルを各国の専門家が分析して様々な事を導き出してくれることに期待したいです。

 はやぶさ2は地球から22万kmとかなり遠い距離でカプセルを分離しました。前回のはやぶさは母船を大気圏突入で燃やしてしまい、カプセルだけ地上に帰ってきたのですが、今回は母船が次のミッションに旅立つため地球から離れた距離でカプセルを分離することになったのです。はやぶさ2は20万kmあたりで軌道修正を行い地球を離れるコースに入りました。はやぶさ2は、これから11年と言うまた長い次の小惑星探査ミッションに入りました。
 
 「はやぶさ」に続く「はやぶさ2」によるサンプルリターンは見事に成功しJAXAの技術力をまざまざと見せてくれました。本当に感動しました。はやぶさ2の追加ミッションでは2031年に到着予定の小惑星「1998 KY26」に接近探査することになります。今度の小惑星は直径30m程と小さいそうですが次のミッションも無事こなしてくれると思います。

参考URL

https://sorae.info/space/20201206-hayabusa2-capsule.html


Wrote: 寺地