2020年12月 400年ぶりに木星と土星が大接近!

 最近、寒さが増し晴れた日は星空が綺麗ですが、そんな冬の季節で珍しい天体現象が起こります。2020年12月中旬頃より、夕方の南西方向に木星と土星の大接近が観測できるのです。今回の大接近はなんと400年ぶりなんです。そしてこれを逃すと同じような大接近が次に起こるのは60年後と言うことで非常にレアな現象です。木星と土星が最も近づく日は12月21日、22日です。

 木星や土星は太陽系の中ではかなり大きな天体ですが、どちらも地球からは遠いため肉眼やカメラの拡大ではちゃんと捉えるのは難しいかもしれません。天体望遠鏡での観測がおすすめです。今回の大接近は天体望遠鏡の一箇所の視野内で木星と土星を同時に捉える事ができるほど近づきます。天体望遠鏡を使うと木星なら模様やガリレオ衛星が見えたり、土星ならリングも確認する事ができます。せっかくの機会なので天文台などの観測イベントに参加してみるのはいかがでしょうか?

天気の関係で見えない地域の方はインターネット中継で楽しみましょう。この時期の観測は寒さも厳しいですので暖かい部屋で楽しむのもありですね。

参考URL

https://www.astroarts.co.jp/special/2020jupiter_saturn/index-j.shtml


Wrote: 寺地