マーズ・エクスプレスがとらえた重なり合うクレーター

欧州宇宙機関ESAの火星探査機「マーズ・エクスプレス」の高解像度ステレオカメラが火星の南半球にある3つのクレーターが重なった場所を捉えました。画像は8月6日の観測データをもとに作成されたものだそうですが美しいですね。何故このような重なったクレーターができたのでしょうか?

3つのクレーターは、直径がそれぞれ約45km、約34km、約28kmあるそうです。このように重なり合う状態がどのようにできたのかまだ詳しくはわかっていないようです。理由の一つとして、小惑星が衝突する際に分裂して同時に3つのクレーターが出来た。あるいは別々のタイミングで偶然同じような場所に落ちたとも考えられます。このクレーターは出来てから時間が経っているのか縁は平らになっているのと、内側には堆積物が見られます。

今後の詳しい調査で原因や衝突の年代などわかってくるとは思いますが、まず名前があるといいですね。

ー引用ー

火山の火口のようにクレーターが集中して形成された理由として、1つの小惑星が分裂しながら衝突したことが考えられるといいます。もしそうであればノアキス紀の火星の大気は今よりもずっと密度が高かった可能性があり、かつての火星は地表に海が存在するほど温暖だったとする研究成果とも矛盾しません。

ー引用終わりー

参考URL

https://sorae.info/astronomy/20201030-mars.html


Wrote: 寺地