オシリス・レックスがベンヌでサンプル採取

NASAの小惑星探査機「OSIRIS-REx(オシリス・レックス)が小惑星ベンヌにて日本時間10月21日7時12分に着地しサンプル採取を行いました。作業は探査機の自律制御によって行われ、ベンヌに接地したのはわずか数秒だそうです。

サンプル採取の時の動画が公開され無事採取できているものと思われます。ただし量が60gないといけないので今後サンプルの量を計測し目標に届かなかった場合は再度挑戦することになります。

採取したサンプルの量を計測する方法はサンプル採取装置「TAGSAM」を展開した状態で探査機を回転させ、その際起きる慣性モーメントをサンプル採取前の値と比べることで測定するそうです。

サンプルの量が判明し、目標の値に達していたら10月30日にサンプルが回収カプセルに収納され帰還に向け準備がされます。60gに達していなかった場合は2021年1月12日にバックアップ地点オスプレイにて再度ミッションが行われるそうです。

オシリス・レックスはミッション終了後2021年中に小惑星ベンヌを離れ地球への帰還コースに入ります。地球到着は2023年9月24日の予定だそうです。

ー引用ー

地上とオシリス・レックスとの通信には20分近いタイムラグが生じているため、TAGは探査機によって自律的に行われました。NASAによると、オシリス・レックスから届いたリアリタイムデータはTAGSAMがベンヌの表面に正常に接触して地表の物質を巻き上げるための窒素ガスの噴射が行われたことや、スラスターを噴射してベンヌの表面から安全に上昇したことを示しているといい、TAGが予定通りに実行されたものとみられています。

ー引用終わりー

参考URL

https://sorae.info/space/20201021-osiris-rex.html

 

Wrote: 寺地