スペースXの衛星インターネット部門がIPO?

スペースX社の幹部が、同社の低軌道人工衛星インターネット「starlink(スターリンク)」事業の新規株式公開(IPO)の可能性について述べたと報道されています。ただし、IPOの時期はしばらく先と考えられています。

スペースXが進めている低軌道人工衛星インターネット「スターリンク」は合計で約12000機もの人工衛星を打ち上げる計画になっています。低軌道人工衛星を使用する衛星インターネット網は、地上との距離が近いため、通信の遅延が小さいとのメリットがある一方、一つの衛星がカバーできるエリアは狭いというデメリットがあり、スペースXはこのデメリットを多数の人工衛星を使用することで解決しようとしています。

このスターリンクの顧客として想定されているのは、従来のインターネット回線にアクセス不可能な新興国の顧客らです。ただし、スペースXは想定顧客については、公表しておらず、衛星インターネットの価格も公表していません。

スペースXは自社のロケットで人工衛星の打ち上げを行うため、打ち上げのペースが早く、早期に事業を開始できると思われます。人工衛星インターネットが一般的になると、世界はどのように変わっていくのでしょうか。その世界が楽しみですね。

過去記事

スペースX アメリカ最初の低軌道衛星インターネットサービス実現へ


参考

https://forbesjapan.com/articles/detail/32239


Wrote:わたなべ