H2A 41号機打ち上げ成功、成功率は97.6%に

2020年2月9日の午前10時頃にH2Aロケット41号機が打ち上げられ、搭載した情報収集衛星光学7号機が予定の軌道に投入されました。本打ち上げは1月末に予定されていましたが、地上設備の配管に漏れが見つかり、延期されていました。打ち上げられた衛星は情報収集衛星で、北朝鮮などの軍事基地監視に使用されると見られています。

今回の打ち上げ成功でH2Aロケットは35回連続で成功となり、成功率は97.6%となりました。一般的に成功率が95%以上で信頼性が高いと言われており、この数字は世界的に見ても極めて信頼性が高いことを示しています。

H2Aロケットは2023年で退役することが予定されており、後継としてH3ロケットの開発が進められています。H3ロケットは部品構造の共通化等で打ち上げコストを半減し、2020年に試験機1号機の打ち上げを目指しています。

H2Aロケットにはこのまま打ち上げ成功を続けることを期待していますが、今年には経済性も考慮されたH3ロケットが打ち上げられる予定ですので、期待して待ちましょう!

過去記事

H2A打ち上げ成功、成功率は97.4%へ


参考

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO55442920Z00C20A2I00000/



https://ja.m.wikipedia.org/wiki/H-IIA%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88


Wrote:わたなべ