ニューホライズンズが観測した太陽系外縁のカイパーベルト内にある天体「ウルティマ・トゥーレ」の正式名称が「Arrokoth(アロコス)」に決定しました。アロコスは、アメリカの先住民族ポウハタンのことばで「空」を意味します。
'Arrokoth': a Native American term meaning “sky” in the Powhatan/Algonquian language. With consent from Powhatan Tribal elders and representatives, it's now the official name for the Kuiper Belt object visited by @NASANewHorizons. About today's ceremony: https://t.co/1jp3Y2CvNX pic.twitter.com/ni7TGq8zYE
— NASA (@NASA) November 12, 2019
メリーランド州にあるジョンズ・ホプキンス大学応用物理学研究所と宇宙望遠鏡科学研究所が「アロコス」発見に重要な役割を果たしたことで、この地域に住んでいたポウハタン族の貢献を記念したことで決まったようです。
さて、この元「ウルティマ・トゥーレ」こと「アロコス」は、大小2つの球形の天体がくっついたような形状をしており、「ゆきだるま」や「くるみとパンケーキ」などと表現されていました。このような奇妙な形状の天体がどのようにして出来たのか詳しいことはまだ解明されていないようですが、今後の観測でより詳しい情報がわかると良いですね。
過去記事
https://spacenewslab.horiemon.com/archives/1728
https://ja.wikipedia.org/wiki/(486958)_2014_MU69
Wrote:わたなべ