先日、ニューホライズンズが観測した太陽系外縁のカイパーベルト内にある天体ウルティマ・トゥーレは「雪だるま」のような形状だったと当ブログでも報じましたが、2019年2月9日にNASAが実は球体ではなく平べったい天体の可能性があると報じました。
大小2つの球形の天体がくっついた姿は、あたかも「雪だるま」と思われましたが、その後の観測により、2つの天体は球状ではなく、小さい方の天体がへこんだ「くるみ」状で、大きい方の天体は平べったい「パンケーキ」状である、と発表されています。
ちなみに、大きいパンケーキ状の天体が「ウルティマ(Ultima)」で、小さいくるみ状の天体が「トゥーレ(Thule)」です。
太陽系の外縁に雪だるまが回っているような可愛いイメージをしていましたが、パンケーキとくるみだと美味しそうですね。このような奇妙な形状の天体がどのようにして出来たのか詳しいことはわかりませんが、今後の観測でより詳しい情報が得られると良いですね。
過去記事
ウルティマ・トゥーレは平べったかった?「ゆきだるま」ではなくパンケーキとクルミ | sorae:宇宙へのポータルサイト
Wrote: わたなべ