人工衛星は今まで寿命がきたら地球上に落とすものでしたが、これからは人工衛星を当初の寿命よりも長く使い続けるようになっていくのかもしれません。
先日打ち上げられたNorthrop Grumman(ノースロップグラマン)製の人工衛星MEV-1は人工衛星の軌道を「直す」人工衛星なのです。
MEV-1は軌道上のIntelsat901の軌道を修正する目的で打ち上げられました。Intelsat901は軌道を維持するための燃料が底を尽きかけているため、MEV(Mission Extension Vehicle)−1がIntelsat901とドッキングをして、目標軌道へ移動し、ドッキングしたままMEV-1のエンジンで5年間軌道を回る計画です。その後、MEV-1はIntelsat901を分離して、別の衛星へ向かうようです。
古い衛星を使い続ける事情については、Togetterにまとめられているツイートがわかりやすいので、ご覧になってください。
世界初の静止衛星寿命延長機「MEV-1」ついに宇宙へ!
https://togetter.com/li/1415387
今回打ち上げられたような人工衛星の寿命を伸ばすサービスというのは、今後もっと必要になってくるかもしれませんね。
Wrote:わたなべ