史上2番目に発見された恒星間天体で、初めて太陽系の外から来た彗星と思われる彗星の撮影にハワイにあるジェミニ天文台が成功しました。この彗星はC/2019 Q4(Borisov)と呼ばれており、2019年9月10日に撮影されました。
“I don't think there's any question this is interstellar,” Gerard van Belle, an astronomer at Lowell Observatory in Flagstaff, Ariz said. Read more about the unique comet we captured in a multi-color image as covered by Forbes: https://t.co/ivIhu7sT7L
— Gemini Observatory (@GeminiObs) September 14, 2019
この彗星はロシアのアマチュア天文学者のGennady Borisov氏が2019年8月30日に発見しました。観測結果から軌道を計算した結果、軌道が双曲線軌道になることがわかり、太陽系の外から来たと言われています。彗星は今後2019年12月初めに太陽に最も近づき、火星と木星の軌道の間を通り抜ける予想されています。
画像を確認すると、うっすらですが彗星の「尾」があることがわかりますね。オウムアムアは史上初めて観測された太陽系外からきた天体(恒星間天体)でしたが、この画像のような「尾」は見られませんでした。
これまでの天体観測の中で、太陽系の外からやってきたと考えられている天体が2つしかないというのは意外ですね。観測技術の向上でもっと沢山の恒星間天体が見つかるようになるのでしょうか。
参考
https://www.gemini.edu/node/21240
Wrote: わたなべ