火災で「こうのとり」の打ち上げ中止!原因は?

 鹿児島県の種子島宇宙センターから2019年9月11日に打ち上げ予定でしたH2Bロケット8号機は午前3時過ぎに発射台付近で火災が発見されたため、打ち上げが中止になりました。
H2Bロケットは国際宇宙ステーション(ISS)に物資を届ける「こうのとり8号機」を搭載しています。本記事執筆時点では、次の打ち上げ日は発表されていません。

H2Bロケット8号機の打ち上げ予定時刻は午前6時30分頃でしたが、それよりも約3時間30分前の午前3時過ぎに発射台付近で火災が発見され、原因解明に時間がかかるとのことで、当日中の打ち上げが中止になりました。
火災が発生した箇所は発射台の計測器が設置された場所で、ロケットへの延焼は確認されていないとのこと。

こうのとり8号機はISSに滞在する宇宙飛行士への物資のほか、
さまざまな重力で生物を飼育して影響を調べる実験装置などをISSへ運ぶ予定でした。
H2Bロケットは打ち上げ成功率100%を誇る信頼性の高いロケットですが、今回は発射台側が原因で打ち上げが中止になってしまいました。まずは急がず原因究明をして、次の打ち上げを安全に行なって欲しいですね。

過去記事

成功率100%維持なるか?9月11日は「こうのとり」8号機打ち上げ! | Space News Lab

成功率100%維持なるか?9月11日は「こうのとり」8号機打ち上げ!



参考

H-IIBロケット8号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」8号機(HTV8)の本日の打上げ中止について|三菱重工
https://www.mhi.com/jp/notice/notice_190911.html



ロケット打ち上げ中止 火災原因の調査続く|NNNニュース
http://www.news24.jp/nnn/news16343847.html

Wrote: わたなべ