生命居住可能領域で惑星の大気中に水蒸気か!

 NASAの宇宙望遠鏡ケプラーが捉えたスーパーアースの一つ「K2-18b」と言う星の大気中に水蒸気があることがわかりました。スーパーアースとは岩石惑星で地球によく似た星のことです。これまでにもスーパーアースは、数百個確認されているそうですが、岩石でできた惑星で水を含む大気を持つことが確認されたのはこの星が初めてだそうです。

 K2-18bは天の川銀河の中にあり、しし座の方向110光年先にある星です。主星であるK2-18を30日程で公転しています。主星までの距離が生命の存在が期待できるハビタブルゾーン内だそうで水蒸気があることからなんらかの生命がいるのではと期待してしまいます。

 大気組成の観測にはハッブル宇宙望遠鏡の広視野カメラが使われました。観測期間中、主星の手前を9回横切りその様子から大気組成を調べたそうです。結果は水素やヘリウムと言った元素と水蒸気が確認できたそうです。ただし、今回は確認されませんでしたが大気中に窒素やメタンと言った分子が含まれていることも予想され生命にとって生活しやすい環境かどうかはもう少し調査が必要です。より詳しい観測には次世代宇宙望遠鏡ジェイムズ・ウェップによる観測が期待されています。

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生命居住可能領域にある太陽系外惑星で水蒸気を初検出



Wrote: 寺地