インド宇宙研究機関(ISRO)が、2019年7月22日に月探査機Chandrayaan(チャンドラヤーン) 2号の打ち上げに成功しました。
チャンドラヤーン2号が月に到着するのは9月上旬の予定です。
打ち上げに使用されたロケットはインド独自開発のGSLV-MkIIIロケットです。
打ち上げは当初7月15日に予定されていましたが、打ち上げ直前に燃料のヘリウムガスのリークが発見されて延期されていました。
チャンドラヤーン2号は月周回衛星、着陸機、ローバーから構成されており、月の南極地域への着陸を行います。
月への着陸に成功した場合、ロシア、アメリカ、中国に続く4カ国目の月着陸となります。
今年、2019年4月にはイスラエルの民間団体が打ち上げた月探査機「ベレシート」が月着陸を目指していましたが、
着陸直前に通信トラブルが発生し、残念ながら月着陸には成功しませんでした。
インドのチャンドラヤーン2号には是非とも成功して、月の南極域の秘密を我々に伝えて欲しいですね。
なお、チャンドラヤーンの「チャンドラ(Chandra)」はサンスクリット語で「月」を意味し、「ヤーン(yaan)」は「乗り物」を意味するので、
「月の乗り物」という意味になります。
過去記事
インドも宇宙ステーション建設? | Space News Lab
チャンドラヤーン2号 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/チャンドラヤーン2号
Wrote: わたなべ